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処女オークション☆
第2章 出品番号1.暴走族女総長!
「ラジャー」
「ラジャー」
「ラジャー」
「ラジャー」
「ラジャー」
「ラジャー」

「了解ボス!」


場内のスタッフが一斉にカボチャの指示に小さく答える。
ラストに了解と答えた者はモニターの監視員だ。
この返事をもって全てのスタッフに命令が行き届いたという意味になるのだ。


「1000万でましたぁ!!!」

――パチンッ!
カボチャが手を叩いて何かを合図した。

すると、12歳ぐらい 美少女バニーガールが高級シャンパンとグラスを持って柴山の元へと向かう。

そして、グラスを柴山に渡すとシャンパンを注いで頬に軽くチュッとキスをしたのだ。

この時点で1000万が確定しているが、競り勝ったわけではない。
この後に金額を提示した男には競り勝たなくても高級酒が振舞われるのだ。

幼いバニーガールはモニター係の計らいである。
客の経歴も掌握しているスタッフが考えたものだ。



「1000万って金では愛人に缶コーヒー1本 飲ませるだけでなくなっちまいますよ!」

カボチャが続けた。


「…ちくしょう…あの道化め…」

柴山は、この状況下ではまだまだ金が数百万はかかると思った。
初参加だっただけに勉強不足な自分を呪う。

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