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銀剣士の憂鬱
第12章 離れたくない
数km離れた先でサラは微かに人の声を聞いた。


(チェチェ...?
いや、早すぎる。寝込んでるはずだし。

でも...確かに今叫び声が聞こえた。
行ってみよう!)


サラは振り返ると元来た道を走り出した。



その頃、チェチェは必死で魔物の蔓から逃れようとしていたが、何本も絡み付いてくる蔓にもがくしかできなかった。

「くっ...!」

ついに両手、両足をしっかりと固定され身動きができなくなった。

ビリィッ

履いていたズボンが下着ごと破られ、下半身が丸出しになる。

そこへ何本もの細めの蔓が忍び寄り、傷が癒えたばかりの秘部をこじ開けた。

「うああっっ!!」

秘部は先ほどの発作によりぐっしょりと濡れ、蔓はそれらを味わうようにうねりながら秘部を押し広げていった。

「あああっっ!!」

無事に助け出されて以来、味わうことのなかった感覚が込み上げてくる。
身体に染み込まれた快感が思い出されていく...

それでも理性では現状をなんとかしようと感覚を押さえ込んだ。

「がっ!!」

しかし、口にも細い蔓がやってくると、数本が口の端に引っ掛かるように押さえ込まれ、口が閉じられないように大きく開けられた。

やがて、秘部も同じように数本の蔓が入り口に引っ掛かるように押さえ込まれ、穴は大きく開けられた。


ギャアアアアッッ!!


魔物は大きな雄叫びを一度あげると、顔部分のような大きな蕾の先端を大きく広げ、中からひときわ大きな蔓を2本伸ばした。


(2ヶ所の穴から種付けしてやる...)


「...!!」

チェチェは焦ったが、近づく2本の蔓をどうしようもできなかった。
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