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義父との秘密
第5章 柔肌地獄
 グッタリした和美の横に立つと、鞭の朱い痕と朱いロウの痕を右手の人差し指でユックリと撫で始めた。


「ふふ、良い出来だ。麻奈美、冴子、降ろしてやるんだ。奴隷の印をつける準備をしなきゃな。ストレッチャーがいるな。」


「えっ、ストレッチャー?それって、、。用意します。」


 冴子が驚いたように返事をしたが、落ち着いてストレッチャーを用意し始めた。


「麻奈美、お腹の子は大丈夫かい?まだ安定期じゃないだろう?無理はするなよ。ストレッチャー用意出来たな。」


 麻奈美を労るように忠良が聞くと、


「ありがとうございます。つわりはないですし、きょうは大丈夫です。無理はしません。ダメな時はご主人様に、お話しします。」


 忠良に答えながら、麻奈美は冴子を手伝い和美をストレッチャーの上に移しはじめた。
 意識を失った和美を三人で抱えあげ、ストレッチャーに一二の三と息を合わせて移した。
 両手首、両足首、乳房の上、乳房の下をベルトで拘束し、和美の身体をストレッチャーに固定した。


「ご主人様、これ!」


 麻奈美が小さなクラッチバッグを渡した。


「うん、ありがとう麻奈美。気が利くね。和美には少し眠って貰った方が、お前たちには都合がいいかな?ふふふ。」


「えぇ、それはそうですけど、、印をつけられる時は彼女の意識があった方が、ご主人様には面白いんじゃないでしょうか?」


(そうよ、私も冴子もそうだった。この女はもっと苦しめてやらなきゃ、私には、、。)


 麻奈美の嫉妬を知らぬげに、忠良は手慣れた様子で小型の注射器を取りだし薬液を吸引させた。


「ふふ、こんなもんだな。これで一時間位かな?ふふふ。」


(麻奈美のやつ、まっ、仕方ないな。しかし、後一ヶ月ないな。まあ、今週がギリギリだな。流産させないようにしなきゃな。)


「ご主人様、この女はこのままにしておくのでしょうか?」


(このまま放置して、私達だけの先生にして欲しい。お姉さまは仕方ないけど、あの女は邪魔よ!)


 冴子の言葉は恐る恐るという感じだったが、心の中は別だった。


「うん、毛布でも掛けといておやり、風邪でも引かれると面倒だからな。奴隷として役に立たなくなるからな。」


 あっ、はいと言いながら、冴子は和美に毛布を掛けた。
 ソファーに腰を降ろし、二人の秘書を手招きした。
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