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第15章 それぞれの週末～ルイ～

突然、携帯が鳴りだす。
＝もしもし？＝
＝ルイさん？本当にいいですか？私が伺っても？お邪魔じゃないですか？？＝
＝もちろん！後で迎えに行きますよ？え？大丈夫ですか？うちは○○駅の・・・＝

突然の電話でカリンちゃんもびっくりしていたが、
「どうなったの？」と少し驚いた顔で聞いてくる。
「カリンちゃん、今日のお昼ご飯、2人分多く作ってくれるかな？」
「んんん？」
カリンちゃんはまだ小首をかしげている・・・
「カリン、お姉ちゃんがカリンの作るお昼ご飯一緒に食べてくれるって。今から来てくれるってさ。」


「やったー！！本当に？ルイお兄ちゃんありがとう！！パパどうしよう？？お昼何作る？お姉ちゃん何が好きかなぁ？？」
嬉しそうに1人でドキドキしているカリンちゃん。
1人じゃないな、俺もすごく嬉しい。まさか日曜日に麗ちゃんに会えるなんて思ってもいなかった。カリンちゃんは俺にとっても『天使』だな。