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春うらら
第16章 それぞれの週末~武志・カリン~
―お客様は玄関から―
と目でルイに伝えると急いで玄関を開ける。
「こんにちは」とびきり笑顔のレイちゃん・・・の後ろにいるのは・・・お兄さん?
「今日はお招きありがとうございます。これ、良かったら食後のデザートにと思って。」
と言って手提げのケーキの箱を差し出す。
「ああ、ありがとう」と受け取りながらレイちゃんの後ろの兄と思われる男性から目が離せない・・・アメフトの選手のようなしっかりと男らしい体格、背も高く顔つきは凛々しい。
いわゆるイケメンではないがとても潔く凛々しい・・・頼もしいその人はレイちゃんのSPのように立つ。その凛々しい顔の切れ長の目がじっとこちらを見つめていた。
「武志さん、私の兄です。お誘いいただいた時に一緒にいたので送ってもらいました。お兄ちゃん、カリンちゃんのお父さんで、ホテルにお勤めの武志さんです。私がいつもお世話になっています。」
「はじめまして、兄の慶(けい)です。今日は妹がお世話になります。娘さんには以前病院で何度かお会いしましたが・・・」
とここで言葉をとめて俺の後ろに視線を向けて微笑む
「大きくなられましたね、子供の成長は早い・・・(しゃがんでから)お久しぶりです。覚えていますか?」とテラスから駆けつけた俺の後のカリンに優しく話しかける。
「うん!お兄ちゃんも一緒にご飯食べる?」
「いやいや、帰るよ。また迎えに来るからその間、僕の大切な麗ちゃんと遊んであげてね。」
外見からは想像もつかない優しい言葉と表情でカリンと話している。
玄関のほうから入ってきたルイも驚いて立ち止まっている。
と目でルイに伝えると急いで玄関を開ける。
「こんにちは」とびきり笑顔のレイちゃん・・・の後ろにいるのは・・・お兄さん?
「今日はお招きありがとうございます。これ、良かったら食後のデザートにと思って。」
と言って手提げのケーキの箱を差し出す。
「ああ、ありがとう」と受け取りながらレイちゃんの後ろの兄と思われる男性から目が離せない・・・アメフトの選手のようなしっかりと男らしい体格、背も高く顔つきは凛々しい。
いわゆるイケメンではないがとても潔く凛々しい・・・頼もしいその人はレイちゃんのSPのように立つ。その凛々しい顔の切れ長の目がじっとこちらを見つめていた。
「武志さん、私の兄です。お誘いいただいた時に一緒にいたので送ってもらいました。お兄ちゃん、カリンちゃんのお父さんで、ホテルにお勤めの武志さんです。私がいつもお世話になっています。」
「はじめまして、兄の慶(けい)です。今日は妹がお世話になります。娘さんには以前病院で何度かお会いしましたが・・・」
とここで言葉をとめて俺の後ろに視線を向けて微笑む
「大きくなられましたね、子供の成長は早い・・・(しゃがんでから)お久しぶりです。覚えていますか?」とテラスから駆けつけた俺の後のカリンに優しく話しかける。
「うん!お兄ちゃんも一緒にご飯食べる?」
「いやいや、帰るよ。また迎えに来るからその間、僕の大切な麗ちゃんと遊んであげてね。」
外見からは想像もつかない優しい言葉と表情でカリンと話している。
玄関のほうから入ってきたルイも驚いて立ち止まっている。