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春うらら
第7章 ジューンブライドは…
「あれ?優美…早くない?」
控え室でカチカチに緊張している私に先輩達は同じ言葉をかける。
「優美、大丈夫?緊張してると失敗するぞ?」
「ばか、もっと緊張するようなこと言うなって」
なんて、先輩の会話もとても遠くて…
(・・・ヤバい・・・どうしよう・・・)
「優美!やった!めっちゃ朗報。今日の結婚式のコンパニオンのメンバーに『レイちゃん』いるって!!
良かったねぇ。もう絶対大丈夫。」
「・・・レイちゃん?・・・」
訳のわからない私をおいて、控え室の先輩達が羨ましそうに私を見る。今、控え室にいるのは全員パーティー担当メンバーだ。
「え~今日、レイちゃん?うわ~5月は昼の式だけだったし、あんまり回数入ってなかったよね…あ~久しぶりに一緒に働きたかった~」
「本当に、俺、5月1回だけだぞ~」「はぁ~レイちゃんに『武志さん』って呼ばれるだけでやる気出るもんなぁ」
・・・・・・・・・
「『レイちゃん』って何者ですか?」
なんだかよくわからないけど、とにかく全員がほんのり頬染めて楽しそうに話している。何でその『コンパニオンのレイちゃん』がいれば『大丈夫』なんだろう?
私は1人首をひねりながら先輩達の様子を見ていた。
控え室でカチカチに緊張している私に先輩達は同じ言葉をかける。
「優美、大丈夫?緊張してると失敗するぞ?」
「ばか、もっと緊張するようなこと言うなって」
なんて、先輩の会話もとても遠くて…
(・・・ヤバい・・・どうしよう・・・)
「優美!やった!めっちゃ朗報。今日の結婚式のコンパニオンのメンバーに『レイちゃん』いるって!!
良かったねぇ。もう絶対大丈夫。」
「・・・レイちゃん?・・・」
訳のわからない私をおいて、控え室の先輩達が羨ましそうに私を見る。今、控え室にいるのは全員パーティー担当メンバーだ。
「え~今日、レイちゃん?うわ~5月は昼の式だけだったし、あんまり回数入ってなかったよね…あ~久しぶりに一緒に働きたかった~」
「本当に、俺、5月1回だけだぞ~」「はぁ~レイちゃんに『武志さん』って呼ばれるだけでやる気出るもんなぁ」
・・・・・・・・・
「『レイちゃん』って何者ですか?」
なんだかよくわからないけど、とにかく全員がほんのり頬染めて楽しそうに話している。何でその『コンパニオンのレイちゃん』がいれば『大丈夫』なんだろう?
私は1人首をひねりながら先輩達の様子を見ていた。