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第12章 水曜日

・・・・・やべぇ・・・失敗した？
変に考え込んだ時間を勘違いされた？
でも今しかチャンスないかも？？

「ねぇ、麗ちゃんその気楽に考えるお試しの彼氏って俺じゃダメなの？？？」

「・・・ルイさん？？？」

2人で見つめあう、1分にも満たない時間と思うけどすごく長く感じる・・・
「俺なら、『失礼』とか思わないよ、お試しなら気楽な知ってる人間がいいんじゃない？」

すごい、頭の中がスパークしてる、自分で何を言ってるのか分からなくなる。
あああ、どうしよう。目が逸らせない・・・

「ルイさん優しいですね。そんなに心配してくれて、嬉しいです。でも大丈夫！こんなことでご迷惑をかけられないです。兄に言われたから『彼氏』を探すなんて・・・ごめんなさい。でも、気持ちはとても嬉しかったです。ありがとう。」

と、うーん絶対告白したことになってないなぁ・・・これ以上押して欲しくないのか？
とりあえず、初めの予定通り長期戦で行くしかないかなぁ。

ひとまず、今日はじいちゃんに付き合って『素晴らしい女性』に会ってくるかなぁ・・・