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狂った愛に縛られて。
第1章 兄とのハジメテ。

…買い物からの帰り


(……お、重っ。買いすぎた…手がプルプルするよ…)

フラフラと歩いていると、ちぎれそうだった手が不意に楽になった。

「‥?!」

驚いて横を見ると、そこには幼なじみの祐也が袋を持って立っていた。

「買いすぎだろ…持ってやるよ。袋かせ。」

「あ‥っありがとっ」

「お前が買い物なんて珍しいな」

「買い物くらいするよ〜。今日からお母さんいっときいないからさ〜。ご飯作るの。」

「おばさん、どうしたんだ?」

「義父さんのとこ。」

「ラブラブだな〜。いっときってどんくらいだよ?」

「1週間だって。」

「1週間って‥。あの人はいるのか…?」

「あの人?‥ああ、奏さん?うん、いるよ?」

「なんか、わかんないけど、気をつけろよ。」

「? 何に??」

「奏さん、兄になったっていっても、他人だった訳だし…用心して損はないだろっ」

「あはは、祐也変なの。大丈夫大丈夫。」

「…お前は危機感がたんねぇんだよ。ぼけっとしてんなよな!」

「‥はぁい…」



家の前まで祐也に送ってもらい、お礼を言って家に入る。

「あ、洗濯物取り込まなきゃ…あ…お客さん?」

玄関には、男物の靴と、女物のピンヒール。

「奏さんのお友達かな…あ、夕飯どうするのかなぁ…」


そんなことをつぶやきながら、洗濯物を取り込み、夕飯の下ごしらえをして、落ち着いた私は、部屋でゆっくりしようと二階へ上がって行った。


自分の部屋に入って、図書館で借りてきた本を読んでいると、微かに隣の奏さんの部屋の音が聞こえる。


今まで、二階は私一人だったから、漏れるんだなぁとふと思った。再び本に目を戻そうとした時…


微かに聞こえた音に女の人の泣き声が聞こえた気がした。




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