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狂った愛に縛られて。
第1章 兄とのハジメテ。

隣に寝ていた奏さんは、いつの間にか移動して、私のお尻を軽く膝に乗せて、大きく開いた足の片方を抑えながら、指を差し入れている。


「もう、3本も入るよ…ほら…さや、わかる?」

抜き取った指を私に見せる、窓からの月明かりに照らされて奏さんの綺麗な指はてらてらと光っていた。

「こんなに、濡らして…さやは淫乱だね」

息も絶え絶えな私は首を振ることしかできない。

「指でイったことあるかな…?」

指でイク…そんなことできるの?だいたいイったことがないからどんな感覚かわからない。


ぐぷりと3本の指が差し込まれ壁にピタリと当て止まると、一気に擦りながら激しく出し入れする。



さっきまでの感覚と違う快感が背中を駆け上る。
足を閉じたいけど、片足の膝裏を押さえられ、固定されているため、それもかなわない。

「…ぃや…っあゃ…だ!だめ、だめ、だめぇっ!」

必死で頭を降りやめてと訴えても奏さんの指は止まらない。

なんだか、おしっこが出そうな感覚に近い…

「だめぇ!やぁっなの…!でちゃうっっやぁあ!」

何かが弾けた感じがして、頭が真っ白になった。





「…や。…さや。」


「…ん…。」


「…大丈夫?」

「あたし…」

「指でイっちゃって、そのまま気を失ってたっぽいよ。大丈夫??潮吹いてたし…すっごいビクビクなってたし…ちょっと刺激強かったかもごめんな…」

「…しお……??」


「うん。潮ふいてた。」


「あたしが…?」

「…うん。きもちよかった?」

「わかんない…」

「あれ…でも、気持ち良さそうだった。ねぇ、さや。俺も気持ちよくなりたい…」

「え…」

「いれていい?」

「だ…め、だめだよ、そんな…むりっ!」

「ええ〜でも、さやばっかりズルいよ〜。いれさせてくれないと、うっかり親父達にこんな事したって言っちゃうかも。」

「何言って…」

「ね。二人だけの秘密だから。」



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