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狂った愛に縛られて。
第1章 兄とのハジメテ。


「さやの中に入りたい。」

覆い被さり、耳元で囁くこの人は、兄…なのに。

頭の一部がそう言って、頭の…ううん、体は、もっと快感が欲しいって疼いてる。

だめなのに…だめなのに…

黙っていると、そっと熱い塊があそこに添えられた。

「や…まっておねが…ああっ!!」

(まだ答えてないのに‥!というか、おっきいよう!…苦し…)

「う…きっつぃ…」

「や…かな…たさん…むり…おっき…の」

涙がポロポロ溢れて、言葉も途切れ途切れにしか出ない。

「少しずつ入れるから…はぁっはっ」

途中まで差し込んでは、ぬいて、再び入れる。少しずつ、少しずつ押し開かれていく。私の中に入ってくる。

奏さんも余裕がないのか息が荒い…

「…はぁっはぁ。ぜんぶ、入ったよ、さや…」

「…ほん…と?」

「うん…、も、限界。動くよ、ごめん、さや」

「…え、ぁ、あっやぁあ!あんっあっん!」

愛液が潤滑油になり、奏さんのが引き抜かれるたびに淫猥な音が響く。1度、入ったらもう、すんなりと受け入れて、奥まで叩きつけられて、その快感が私を支配した。

「っは、あっ、おくっおくにあたる…っ」

「気持ち…いいの?さやっ」

「…ぅっふぅ、んっん!」

こくこくと頷く。

大きく足を広げられ、より深く深く、激しく打ち付けられ、奥まで入り込むたびに、頭が弾けるようだ… 。

「あっあっもぅ、いや!おか‥しくなっちゃ‥」

「俺‥もう‥いく!さやっ」

ぐったりと倒れ込んでくる奏さん‥

私の上で荒い息をしている。

「‥はぁ‥はぁ‥気持ちよかった‥ね‥」

にっこり笑って私の頬にちゅっと軽くキスをする。

待って‥中に出したの‥?

「やぁっ!!」

怖くなって、肩を押すとずるりと私の中から抜け出した。

「大丈夫、ちゃんとつけてたよ」

そう言ってさっと抜き取り私に見せた。

「さやを妊娠なんてさせられないもんね」

「なに‥それ‥」

「ねぇ、さや。気持ちよかった?」

「‥なにいって‥」

「すごく、やらしい声出してたよ?また、しようね。2人だけの秘密だよ。」
にっこり笑うと奏さんは、私の頭をなでると部屋を出ていった。
‥なに‥が起きたの‥。
私っ奏さんと‥!!

頭がぐるぐるする、何が何だかわからない。
私はいつのまにか気を失ったように眠ってしまっていた。














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