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さぁ、お嬢様、乱れましょう
第4章 Intention-故意-
もし、あの中に薬が入っていたとしたら…。
でも拓也さんに限ってそんなこと、

「睡眠薬の効き目が遅かったなぁ…。
 もっと強力なのにすればよかった」

瑠璃奈は拓哉のその言葉と同時に、意識を失った━━━━


━━━━二時間後━━━━

「…ん」

目を開けると白い…天井が。
じぶんが今いるのはベッド…。
それだけしか分からない。

「やーっと起きてくれた」

「っ!!」

パッと横を見ると、そこには優雅にコーヒーを飲む拓哉さんが。

そうだ。
私、拓哉さんに…。

瑠璃奈がなにを思ったのかを察した拓也は、意地悪く微笑む。

「クスッ…コーヒー、飲むかい?
 あ、もう睡眠薬を入れたりはしないよ?
 そうだな…僕の飲みかけが一番安心かも」

小馬鹿にしたようなその言い方に、瑠璃奈は表情を曇らせる
そして震える声で反抗した。

「…拓也さん…なぜこんなことしたんですか?
 私には、あなたはとても、」

”そんな人には見えない”。
そう言おうとしたけれど、彼の言葉で遮られてしまう。

「僕は君の許嫁候補の一人だったんだよ」

この言葉を、瑠璃奈はすぐには理解できなかった。
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