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さぁ、お嬢様、乱れましょう
第1章 Anniversaire-誕生日-

また意味の分からないことをこの人は。
なぜ、フランス語?
そしてなぜ━━━━
「…執事?」
確かに生きている。
私の知っている”執事”は、人間だから。
命がある生物だから。
でもなぜ執事…。
「あっ!」
ふいに声をあげてしまった。
分かった。
母がなぜ、執事をプレゼントしてきたのかが…。
「…なぜ……今年の誕生日プレゼントが執事なのか…。分かったわね?」
怪しい眼差しを私にむける母。
そう。
もうわかっている。
「私が十六歳になったから…そうですよね?」
目で”そうよ”と言っている。
そして母は特注の椅子から腰を上げ、私に背をむけて、話し始めた。
「…改めて、誕生日おめでとう、瑠璃奈。
辻村家ではもう立派な大人よ。
そしてそれがなにを意味するか…あなたも察しているはず。
あなたの姉達がそうであったように。」
そう、私は十六歳をむかえた姉達がそれからどうなったかを知っている。
辻村家の女性は代々、十六歳になった日からは執事がつく…。
人数は一人一人違う…。
「瑠璃奈?」
「っはい」
いけない…ぼーっとしてた……。
気を引き締めて、また母の話に集中する。
なぜ、フランス語?
そしてなぜ━━━━
「…執事?」
確かに生きている。
私の知っている”執事”は、人間だから。
命がある生物だから。
でもなぜ執事…。
「あっ!」
ふいに声をあげてしまった。
分かった。
母がなぜ、執事をプレゼントしてきたのかが…。
「…なぜ……今年の誕生日プレゼントが執事なのか…。分かったわね?」
怪しい眼差しを私にむける母。
そう。
もうわかっている。
「私が十六歳になったから…そうですよね?」
目で”そうよ”と言っている。
そして母は特注の椅子から腰を上げ、私に背をむけて、話し始めた。
「…改めて、誕生日おめでとう、瑠璃奈。
辻村家ではもう立派な大人よ。
そしてそれがなにを意味するか…あなたも察しているはず。
あなたの姉達がそうであったように。」
そう、私は十六歳をむかえた姉達がそれからどうなったかを知っている。
辻村家の女性は代々、十六歳になった日からは執事がつく…。
人数は一人一人違う…。
「瑠璃奈?」
「っはい」
いけない…ぼーっとしてた……。
気を引き締めて、また母の話に集中する。

