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さぁ、お嬢様、乱れましょう
第2章 Un oeil de butler-一人目の執事-
いきなり入ってきた執事服の男性。
いや…執事。
眼鏡をかけていて、髪は…もっさり鬱陶しい感じ。
全てを見て思ったことは、

「…地味……」

…だめだ!
なんて失礼なことをっ!!

「ご、ごめんなさい!
 そういうつもりじゃなくて…」

思うだけでいいものを、私は口に!
いくら地…すこしもっさりしている人でも初対面なのには変わりない。
なのに私は…馬鹿だ。
相手をちらっと見る。

えっ?

相手は笑みをうかべていた。
それも不敵な…。
なぜか動けなくなる私。
彼の目から視線を外せない私。

「クスッ…見とれておられるのですか?」

ドキッ

「いいえっ!
 そ、それよりさっきはほんとにごめんなさい!」

必死でそう言うと、恥ずかしくて下を向いてしまう。
男の人と話すことなんて保育園以来。
全く免疫がない私にとって、ハードルがあまりにも高すぎるものだった。
しばらくの沈黙が続き、その沈黙を破ったのはあの”執事”で。

「…瑠璃奈様」

ビクッ

変に反応してしまった自分が恥ずかしい…。

「は、い」

返事と同時に顔を上げると、そこには彼の顔があった。

「瑠璃奈様、」

ドンッ

「近いです!!!!」
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