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超短編! 妄想・・・・・時々妄想
第11章 妄想してる場合か!?

直立不動でイケメンくんを凝視した。


イケメンくんはふんわりとした笑顔で頭をさげるとおつかれさまですと

丁寧にあいさつしてくれた。


「今日からお掃除にきてくれた方ですか?」


「はい、原田と申します。よろしくお願いします」


「こちらこそ、よろしくお願いします。で、さっそくなんだけど・・

 ボクの部屋もお願いしたいんだけど・・いいかな?」



ボクの部屋?っつーことはこの独身寮に住んでいる=この会社の男子社員。

でも個人の部屋の掃除なんて聞いてないよ・・?



「あの・・お部屋の掃除は・・聞いてないんですけど・・」


「うん、お部屋は自分でしなきゃいけないんだけど・・ボク、苦手なんだ。

 だからこっそりお願いしてるの、ねぇ、原田さん、お願い!」



さっそく名前を呼んでくれて、子猫みたいな仕草で見下ろされて

手を合わせるイケメンにイヤだなんて言うヤツいるかよ?


「あ、じゃあ・・さきにお部屋の掃除、しましょうか」


私ったら、勤務初日なのにまるでベテランみたいな余裕の態度で

イケメンくんの後に続いて廊下を進む。


2階の一番奥の部屋がカレの部屋・・

「どうぞ、散らかってるけど」


だから掃除たのんだんだろーが!

おっと、このさいツッコミは我慢我慢・・


部屋に入ってドアを閉める時、なぜか鍵までガチャ・・・???








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