この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
オオカミ君のホンネ
第16章 運命の人
幸也side

「俺以外のヤツと笑うなよ…!!」

染詠が泣いてる。

今すぐ駆け寄って慰めてやりたい。

でも俺の右手は、晃に強い力で引っ張られている。

晃「行かないで…」

どうして、動けない

そんなところに来たのは

「…なんで泣いてんだよ?」

染詠が嫌う、甘いマスクのクソ教師。
周りは女だらけなのに、眼だけは染詠を捉えて揺るがなかった。

女を振り払って染詠を抱き締める。

「染詠…」


いつもいつも、ヘラヘラ笑ってるのに


どうして…



どうして……



そんなに悲しい顔するんだよ…?

「ッ………ふ…ぅッ…ぅッ」

普段は大嫌いだと喚く相手に、
声を押し殺して身を任せて泣いてる。

どうしても許せない。

本来は、あの役は俺の筈なのに。


どうして晃の手が振り払えない。



心を掴まれたように。

そんなとき、今まで一言も話さない周囲のヤツらも、男が男を抱き締める様子を見て騒ぎ出した。
/182ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ