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オオカミ君のホンネ
第20章 変化
穣side
「……ん………行くか。」
午前6時頃
ベッドから起きて、毎朝習慣の散歩に出た。
ゆっくりと何気なく染詠のアパートに向かう。
(小さい頃はよく来てたっけな…
染詠のアパートから少し離れたところの公園に子猫がうずくまっている。
「野良かな?でもその割には汚れてないな……ハハッ…可愛いかも…」
頭を撫でてやるとゴロゴロと喉を鳴らしてすり寄ってきた。
「あ!ごめぇんなさぁい!その子、あたしが飼ってる猫なんですぅ!」
そんなときに聞こえた、聞き覚えのある、高くて、語尾を伸ばす癖のある言い方。
その女は、金髪を指で巻き取って遊びながらと近寄ってきた。
「……お前…!!」
見た瞬間に凍りついた。
女は俺を見ても、首を傾げるばかり。
気づいてないのか。
それともわざとか。
俺は忠告するかのように声を張り上げて言った。
「染詠には……染詠には絶対に近付くな…ミキ……!!」
染詠の名前が出た瞬間に女は口角を上げて呟いた。
「……あぁ………あのヤられっぱなしのレイプ大好き君ね………」
なんとも憎たらしい女だ。
俺のために染詠はコイツの玩具になった。
コイツが靴を舐めろと言えば靴を舐め、男共にヤられろと言われれば素直にヤられた。
でも、染詠はこのことを俺以外には話していない。二人だけの秘密と誓った。
勿論幸也にも話していない。
そんなことを俺が考えてる中、ミキは高笑いしながら猫を抱えて車に乗り込んでいった。
「……ん………行くか。」
午前6時頃
ベッドから起きて、毎朝習慣の散歩に出た。
ゆっくりと何気なく染詠のアパートに向かう。
(小さい頃はよく来てたっけな…
染詠のアパートから少し離れたところの公園に子猫がうずくまっている。
「野良かな?でもその割には汚れてないな……ハハッ…可愛いかも…」
頭を撫でてやるとゴロゴロと喉を鳴らしてすり寄ってきた。
「あ!ごめぇんなさぁい!その子、あたしが飼ってる猫なんですぅ!」
そんなときに聞こえた、聞き覚えのある、高くて、語尾を伸ばす癖のある言い方。
その女は、金髪を指で巻き取って遊びながらと近寄ってきた。
「……お前…!!」
見た瞬間に凍りついた。
女は俺を見ても、首を傾げるばかり。
気づいてないのか。
それともわざとか。
俺は忠告するかのように声を張り上げて言った。
「染詠には……染詠には絶対に近付くな…ミキ……!!」
染詠の名前が出た瞬間に女は口角を上げて呟いた。
「……あぁ………あのヤられっぱなしのレイプ大好き君ね………」
なんとも憎たらしい女だ。
俺のために染詠はコイツの玩具になった。
コイツが靴を舐めろと言えば靴を舐め、男共にヤられろと言われれば素直にヤられた。
でも、染詠はこのことを俺以外には話していない。二人だけの秘密と誓った。
勿論幸也にも話していない。
そんなことを俺が考えてる中、ミキは高笑いしながら猫を抱えて車に乗り込んでいった。