この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
オオカミ君のホンネ
第22章 君の為なら

「…なにがあった?」

「ひぃぃ…嫌だぁぁ…恐い…恐いよぉ……」

さっきからこれの繰り返しでなにも話そうとはしない。 

も、いいや…。

「……夏亜…もう、いい……話さなくていいから。俺のこと、義兄さんって呼ぶな。俺はもうお前のこと義弟とは思えない……。」

コイツのせいでトラウマは増えるし、ぶり返した。おかげで、ここしばらくは女や見知らぬ男に話し掛けられたら返事が出来なくなりそうだ。

…バタン……

扉を閉めて廊下にへたり込む。
こんな気持ち何時ぶりだろうか…

なんだか…とても複雑で、悲しくて………こう……モヤモヤする感じ…。

穣は…一体何した?
きっと頭はガラスで切ったんだろう。
…でも、それしか思いつかない。


「………穣。」

…いつも俺が助けてたのに…
今度は俺が助けられるようになっちゃったね。

…あの時はそうだった。

泣いてた穣に声を掛けたんだっけな……


 









『…ありがとう!僕、君の為ならなんでもするよ!!』





『君の為なら』……か………………
/182ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ