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流れる星のように
第3章 見えない流れ星
家に帰ると、優香は元気になっていた。

シッターの話しによると、昼間度々戻り優香と一緒にいたとの事だった。

ああ…だからか…

自分より優香を想い世話をしていたんだ…

華子は休んだ分の講義のまとめをしたかった。
が…
夕食後、少しまとめをしゆっくりとお風呂に入り、ベッドに入った。

晴夫は優香に話し掛け、優香は「あ〜、う〜」と言っていた。
「ママがお勉強を終えてきたよ。優香良かったな。パパはお風呂に行ってくるな。ママと遊んであげて。」

華子は優香に指を握らせ、優香に話し掛けていた。

「パパは優香が好きなのね。いつも遊んで貰えていたのね。優しいパパで良かったね〜。」

優香は華子が話しかけていると、ウトウトしながら眠っていた。

寝顔を見つめながら優香は幸せを感じ、胸がキュンとした。

こんなに可愛い我が子を今まで見てあげていなかった事に後悔した。

「寝ちゃった?」
「ええ、寝たわ。可愛い顔をして。」

晴夫は優香の顔を覗き込んだ。

「さすが、俺たちの子だ。こんなに可愛い。」

「本当、可愛いわ。私に似て。」
華子は悪戯っぽい笑顔になった。

晴夫は身を乗り出し、華子にキスをした。
華子は一瞬引いてしまった。

「優香が…起きてしまうわ…」

優香を少し脇に寄せ、晴夫は華子の横にきた。

「優香が…」

晴夫は華子に優しくキスをした。

「優香は大丈夫さ。」


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