この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
流れる星のように
第3章 見えない流れ星
流星も翌年無事に国家試験に受かり、研修医になれた。
大森緑も受かり、二人きりで祝賀会をした。

居酒屋で二人は同志として乾杯をした。

化粧気の無い緑は、付き合いやすい女だった。
緑も流星を男性としてよりも友達として付き合いやすかった。

二人は自分の進む方向を語りあっていた。

緑は医者一家。
将来は実家を継がなければならないので内科医を目指すと言った。
流星は、田村が内科医で自分も内科医を目指したら田村は喜ぶとは思ったが、今はまだ考えていなかった。

二人は日付けが変わるまで飲み、閉店で店を追い出され、緑のマンションで飲み直す事にした。

流石開業医の娘、高級マンションだった。

大理石の床にキラキラな照明は豪華なホテルのロビーのようだった。

普段化粧気の無い地味な女性の緑とは合わないマンションだった。

エレベーターの扉が開くと、そのまま彼女の部屋のドアだった。

そして、自動で鍵が開きドアを開けた。

ここも大理石で一瞬流星の目が眩んだ。

「どうぞ。あ…靴はそのままでいいわ。」

玄関ホールからドアを開けると、一面がガラスだった。
近づいていくと、街全体の夜景が見えた。

「凄いなぁ。」
流星は窓の外を眺めた。

大きなソファが並んでいた。

奥には大きなダイニングテーブルが見えた。

「凄い所に住んでたんだなぁ。」
流星は酔いも飛んでいた。

ソファの奥にはバーカウンターがあり、お酒が並んでいた。
その横には大きなワインセラーがあり、ワインがぎっしり入っていた。

「お風呂も凄いのよ。」
驚く流星にバスルームに案内した。
大きな窓から夜景が見えた。

「殆ど私はブラインドを降ろして、シャワーを浴びるだけだけど。」
笑ってみせた。

そして、緑の勉強部屋を見せて貰い、やはり壁面は本でいっぱいだった。

「じゃ、こっちは?」
「ベッドルームよ。見る?」
遠慮しようと思い断ろうとすると既にドアを開けていた。
/193ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ