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流れる星のように
第4章 矛盾
流星は痛みで目が覚めた。

目の前にまりが泣き腫らした顔で流星を見つめていた。

「あ…」
流星が声を出すとまりはの目は輝きだした。

「良かった…ああ…良かった。」
そう言い脈を取り流星の状態を確認していた。

まだ新米だが外科医になったまりは流星の看病も一緒にしていた。

「あ…俺…」

「憶えていないの?刺されたのよ。」

「あ…そう言えば…」

「あんなに綺麗な女性二人を手玉に取って刃傷沙汰になるなんて…」

「本当、びっくりよ。あなたがそんなにモテルなんて知らなかったわ。」

「ああ、俺、モテテて困ってたんだ。」

「もう、モテテも困らないようにペニスを切り落としておいたわ。」

「は?おい!なんでだ?」

「馬鹿ね。嘘よ。」

「そうだろうな。まりは俺とのセックスが無くなったら死んでしまうものな。」

「そうね、あなたがいなくなったら私は死んでしまうわ。だから…ああ。死ななくて良かった。。生きていてくれて良かった。」
まりは号泣していた。

まりの頭に手を置き、流星は反省していた。

自分の為にこんなに泣いてくれる人を自分がしたことで泣かしたらダメだな…

「まり、痛いんだ、身体が。。」

「当たりまえよ。あと5mm場所がずれていたらあなたはもうこの世にいなかったわよ!」

「あの二人は?」

「あなた結婚するからって付き合ったの?」

「結婚なんてするわけない。まりとしているし…離婚してくれないし…第一離婚したら一生結婚なんてごめんだし…」

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