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流れる星のように
第3章 見えない流れ星
華子は悠に謝っていた。
そして、語りだした。

母は未婚で、父親だと思っていた男は父親ではなかったこと。
そして、毎日悪戯されていたこと。
悪戯をされていて、セックス依存症になっていたこと。
母の愛人宅の離れに住み、その家の息子に無理矢理セックスをされたこと。
無理矢理だったが、感じてしまい拒みきれなかったこと。
そして、結婚を押し切られてしまったこと。

華子は泣きじゃくりながら話した。

悠は華子を受け入れてあげる余裕が無くて申し訳無いと目を潤ませていた。

二人は授業が終わると、再び会う約束をしていた。

一緒に夕食を食べ、中学、高校の頃の思い出話に花を咲かせていた。

「最初は、綺麗な子だと見ていたけど、虐められていてもめげないし、クールな華子から目が離せなかったんだ。クールだけど一緒にいて楽しかった。」

「本当、私、悠君が大好きだったわ。凄く…」

二人は向かい合い、共にドリンクを取り
見つめ合いながら飲んだ。

そして、食事を終えると悠は華子の手を握り歩いた。

二人は無言だった。

「俺の部屋、寄っていかない?この近くなんだ。」
華子は頷き、悠の行く方向を一緒に歩いた。


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