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第1章 目隠し

耐えきれなくなった私は、身体を起こして樹を見た。



「……桜…？」


「舐めてあげる」


「っ…おいっ…誤摩化すなって…」



そう言いながら、樹は全く抵抗しない。



男なんて…



こんなもんだよね。



快感のためだったら…別に相手が好きだろうと嫌いだろうと、抱けるんだ。



だから私も…




「んんっ…んぐっ…」


「はぁっ…ヤバいっ…さくらっ…」




樹…




想いなんて邪魔だからさ…





お願いだから…





このままでいようよ。