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Blindfold
第10章 唇
────────大丈夫だ
そういっていつも私の頭をワシャワシャと撫でる店長。
店長は
私のことをいつも子ども扱いしていて…
揶揄ったのだろうか
いや、
あの真剣な眼からは、そんな風に思えない。
だとしたらっ……
─────────聞いてらんねぇよもう…
今日は公園に行って
かずにぃがお酒を飲んでた。
目隠しはしなかった。
かずにぃに気付いて欲しくて…
それから
それで…
あぁもう
キャパオーバーだ…
頭を抱えていると、ピンポーンと呼び鈴がなってハッと息を飲んだ。