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Blindfold
第10章 唇



寝不足だ…




最後に安心して眠ったのは






────────開店までまだあるから、そこのソファーで寝とけ




「──────…っ」





まただ。



何を考えているんだか。




靴を履いて、カバンを掴んだ。



病院に行って




そのあと、どうしようか。





そんなことを思いながら玄関の扉を開き、鍵を閉めようとしたところで私は目を見開いた。




扉の隣で座り込む彼。





そしてゆっくりと私のことを見上げるとはぁ…と息を吐いた。







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