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Blindfold
第11章 正体
辺りをウロウロしながら、たまに立ち止まって息を吐く。
ベッドに目をやると、スヤスヤと眠る店長がいて、またどうしていいか分からなくなって私はウロウロと歩き出す。
救急車に付き添って来たものの、まさかお姉ちゃんと同じ病院だなんて…
でもよく考えたら、この辺の大きい病院はここしかないのだから当たり前だ。
どうしようか……
パニックになってここまで来てしまったけど、少し落ち着いた今、どうしたらいいのか分からない。
そもそもお姉ちゃんのところに行こうとしてたんだから行こうか…
でも…
また、目を瞑る店長を見る。
目を覚ますまで、そばにいた方が
いいんだろうか──