この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Blindfold
第13章 つぼみ



「あの………」



「ん?」


「……さっきは、ありがとうございました」



素直に頭を下げる。



シン…と、部屋の空気が静まった。




そのまま頭を下げていると、店長は再びぬっと起き上がった。




「…………殴って悪かったよ」



予想外の言葉に、私はゆっくり顔を上げた。




「あんなやつでも、お前の大切なやつなのに…。あまりにも腹が立ってついやっちまった…」




後頭部を掻いた店長は視線を落とす。


さっきは看護師さんに反省してない風を装っていたけど、その表情から、本当は反省してるのが分かった。




「こう…突発的に行動する癖、ここの病院で治してくれねぇかな…」




「っ………でも……っ」




笑い話にしようとしている店長に思わず身を乗り出した。



「あんな風に言ってくれて……本当に感謝してますっ……」




─────────桜の気持ちも考えないで、好き勝手しやがって!!!!




私のために、あんな風に血相変えて言ってくれた、その事実が嬉しかった。











/508ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ