この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Blindfold
第13章 つぼみ




「そうですね」



「……あぁ」



「いつも……心配してくれて、ありがとうございます」




突然出来た私と店長の境界線。




いや…と返事をする店長を見つめながら、落ち込んでいる自分が面白くて笑ってしまいそうになった。




こういうタイミングで、自分の気持ちに気付く私は、本当に大バカだ。





「もう、疲れましたし…早く閉めましょ」




「……そうだな」





テーブルを拭いて、そしてお皿を洗って…




苦しいと感じたけれど、涙が溢れるほどではなかった。





良かったじゃない?


深入りする前で。



こんな傷、全然浅い。




そんなことを思いながら、私は芽吹こうとしていた心の中のつぼみを、静かにもぎ取った。






/508ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ