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第17章 目隠しはいらない

「さくら……っ」


「んっ……」


「動いていいかっ…？」



コクと頷くと、店長は苦しそうに笑う。



加わった律動。



全身がさらなる刺激を求めて貪欲になっている。



例え想い合っていなくても、快感だけ求められればそれでいいと思っていた……



「はぁっ…ぁんっ…てんちょっ…っ」



「っ……名前…呼べよっ…」




まぶたを開くことにすら力がいる。



私はうっすらと開いた目で彼を見つめたまま、グッと彼の肩を両手で掴む。




「た……っ」



「───はぁっ……」



「たつっ…や……──」




下から突き上げるように動きを速めた店長は、余裕そうな表情を作ろうとしている。