この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Blindfold
第18章 Blindfold


今さらそんなこと掘り起こされても困る。


返答に困っていると悠にグッと腕を掴まれて、身体がよろけた。



「ねぇ、まだ、俺とヤる気ある…?」



「──────っ…」




耳元で囁かれて、私は軽く目を見開いたあと、悠のことを見た。



なんて気分屋なのだろうか…



「私はダメなんじゃないのっ…」



「あの時はね。でも、今はいい感じ」



意味が分からない。



悪い感じもいい感じもない、この人は本当に何を言っているんだろうか。








「お客さん」





悠の訳のわからない発言を理解しようとしていると、ずっと黙っていた店長が私の腕を掴んでいる悠の腕を掴んだ。


目だけ店長の方に向けた悠は、またお得意の妖しい笑みを浮かべている。





「あれ?今は勤務中じゃないですよね?」



「……そうですね、でも──」




「わっ…」




無理に店長に身体を引き付けられて、そのまま彼の胸に飛び込んだ。



デジャヴだ。



最初に悠にナンパされた時もそうだった。




「もう…こいつは俺の女なんで。勤務中じゃなくてもちょっかい出さないでもらえますか」



「っ………」




頭に手を乗せられて完全にホールドされた私は、照れながら店長を見上げた。


妬いてくれているのかと思ったけれど、余裕そうに笑っている。








/508ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ