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Blindfold
第18章 Blindfold



「てな訳で、俺とのセックス、考えておいて」



そう言いながら、また手をヒラヒラとさせた悠はネオンの光る街に消えていく。





「あいつ……頭おかしいのか…?」



「そうだと思います……」




やっと落ち着いたというのに、なんかまた面倒臭そうな展開が待っていそうで私は、はぁ……と息を吐いた。



そして、横に佇む店長を見つめる。




片眉を上げたまま、悠の背中を目で追っている。



別に怒鳴りもしないし詰問もされない。




悠と私がどうにかなることはあり得ないって思ってんだろうけど、もう少し焦った表情をみせてくれてもいいんじゃないんだろうか、という気もしてくる。




「気味悪りぃ男だ」



「…………もっと…ほかに…言うことないんですか?」




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