パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第21章 恋人への不満

「んっ………」



サワサワももどかしい刺激に耐えかねて、
私は首を回して、店長を見つめた。


もっと触って


もっと絡み合いたい


それにこの向きじゃキスだって……


その願いが届かない……


店長は黙って私を見たまま、優しい刺激を続ける。


さっきまで荒々しかったのに、
少し落ち着いたようなその様子に焦ったさが増す。


「はっぁっ……足りなっ…っ」


思わずそう口にしたのに、店長は聞こえなかったのか、そのまま私の背中に顔を近付けるとスーーッと舌を這わせた。


「や…だっ……ぁっ……」


こんなんじゃ全然足りないっ……



「それがお前の嫌がり方か…？」



さらに耳元で囁かれて、
私は観念しながら弱い声で店長…と呼んだ。



「……なんだよ」



いつもと違う…。

それは嫌じゃないんだけども……

でも……



「もっとっ……ちゃんと触ってっ……」


どうすることもできずに、そう伝える。
それに、私ばっかりそんな柔い刺激を与えられるくらいなら、
私ももっと……


「…………どうされたいんだよ、お前はっ…」


「私もっ……」


「………ん？」


「店長に…っ…したいっ……」



恥ずかしさと、与えられた刺激のせいでもう顔も体も熱い。


何を言っているんだと思われることももう怖くない。


ただひたすら、目の前の人と交わりたい。