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第21章 恋人への不満

じっと見つめた唇。


「はぁっ…おね…っ…がいっ………き…すっ…して……っ」




まだ叶えてもらっていないお願い。

目に溜まった快感の涙のせいで、店長の…達也の表情が見えない。



「はああっ…」




突然に、動きをやめて、
私の中からそれを抜かれ、私は訳が分からずよく見えてもいない目を大きく見開いていた。


途端に肩を掴まれ仰向けにされたと思ったら、足を大きく開かれ、
また目を見開いた時には、再び一気に挿入されていた。



「つ……っ」


店長は、グッと唇を噛み締めている。



再び獣のような勢いでの律動に困惑しながらも、
先ほどで見えていなかった店長の表情が見えることに安心した。


キスして……


そう思った矢先に勢いよく唇をふさがれ、
苦しいのに嬉しくてたまらない感覚になった。

「────っ…──」

「──んんっ───…」



舌を絡めながら、互いの唾液が混ざる。



そのまま、

本当に文字通り意識がなくなるまで、私は激しい彼の腕の中で声を上げ続けていた。