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Blindfold
第22章 後輩
ぼんやりとしながら、天井を見つめた。
身体がまだ冷めない。
余韻が抜けずにヒクヒクと軽く痙攣を続けている。
すごかった………。
確実に今まで経験した中で1番だった。
放心状態の私とは別に、店長はズボンを履くとそのままベッドに腰掛けた。
チチチとライターの音がする。
きっとタバコに火を付けているんだろう。
広い背中。
特に言葉も発されない空間。
しばらく黙っていたけど店長は話しかけてこない。
それにしても……
なんでスイッチ入ったんだろう……
その広い背中に手を伸ばす。
「…ね…え…店長……いつ…か…ら、したかったんですか…?」
意を決して尋ねると、店長は、ん、とだけ言って、天井を向いて煙を吐くと、ベッドから腰を浮かせて灰皿でタバコをもみ消した。