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Blindfold
第26章 買い物



「今度は目、染みたりしねぇから」



「……………」



「やるか……?」




優しく尋ねられて、私は仕方なくコクリと頷いた。


やるか?も何も、切るだけだ。




「どれくらいの大きさですか…?」


「一口大、だな」



一口……


困って包丁を置いて店長の顔色を伺う。


すると、店長は片眉を上げると、「ん」と言って私と代わった。




「これくらい、だな」



「分かりました」



「あと、まぁ、こういう白い所は取っておいた方がいい」




再び店長と代わって言われた通りに切る。


隣で店長が心配そうに覗き込んでいる。




「見過ぎ……です。気が散る」



「ん、あぁ〜…悪い」




ハッとしたように顔を上げた店長は、炊飯器の方へいった。



本当に店長は過保護だ。



すべてを切り終えた私はそのまま店長に教えてもらいながらそれらを炒めた。



オムライスの中身を作り終えると、卵を取るように言われて再び冷蔵庫を開ける。



そこには確かに卵が6つ並んでいた。







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