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第1章 目隠し

「桜…ごめん…」



目隠しを外した彼は、いつも後悔しながら、私に謝る。




それが、一番…



こたえる───…





「だからいいって」




そっけなくそういいながら、私は服を着た。




こうなる事は分かってた。



でもそう思いながら、身体を重ねれば、何か変わるかもと思ったのも事実。




……まぁ…大きな誤算だった訳だけど…






「でも…もう…やめようっ…こんなのは…」



間違ってる──





分かってるってそんなの。




子どもじゃないんだよ、私だって。