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Blindfold
第4章 幼馴染み
「なんかあった?」
「別に」
「……かずにぃだろ」
「……いや…」
買ってきたビールの缶を開けた。
すると、樹も同じように自分のビールの缶を開けた。
「……つかれた……」
ビールを一気に半分飲んで、私は座っていたソファーに倒れ込んだ。
「今日週末だもんな。客多かったんだろ」
「うん」
「お前、いつまであそこで働くの?」
「さぁ」
「さぁってお前…。いつまでもフリーターって訳にいかないだろ?」
樹まで、
私に説教か。
嫌になる…
みんな
私のこと、ほっといてくれればいいのに。