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Blindfold
第6章 迷子
太陽が、私を容赦なく照らす。
あまりの明るさに、目が回って道の端で座り込んだ。
二日酔い…
いや、違う。
正確にいうとさっきまで飲んでいたから、二日酔いの段階までもいってない。
まだ酔っ払っているから、太陽がとんでもなく暴力的に感じる。
昨夜、ホテルから出た私は、家に帰ることも出来ずに近くの飲み屋でずっと飲んでいた。
飲まないと無理だった。
それは逃げだと人はいうかもしれない。
でも、逃げないと、もう壊れてしまいそうなほど、私は脆かった。
何とかコンビニに入って、ふらふらと店内を歩く。
水とカフェラテを2本掴む。
そしてそのまま、私は病院に向かった。