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堕ちてしまった
第4章 快楽の虜
最初、見かけで判断してしまった自分が恥ずかしくなった。

おじさんに御礼を言ってシャワーを浴び、残りの時間は、ソファに座りながら漫画を読んで寛いで過ごした。

おじさんは、私にもう触れることは無く、側にいてくれた。時間が来ると、清算を済ませ、またね、と言って雑踏の中に消えて行った…。

出会い系って怖いって言うけど、いい人もいはるんやなぁ、とすっかり安心してしまった。フラッシュバックに遭った事よりも、楽しくて気持ちよかった印象が強くて…この時から、完全に虜になってしまい、警戒心は薄れ、辛い現実から逃げる手段として位置付け、利用するようになってしまった。
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