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嘘でもいいから
第7章 好きになってごめんね
手続きをし部屋に入ると
そこにはセミダブルのベッドが
ひとつあった。

ソファも無い、
テーブルと小さな椅子が
ひとつだけの部屋。


ここで朝まで想さんと…


そう思うと胸の鼓動が激しくなり…
私はさらに息苦しさを感じた。


「セミダブルしか無くて…ごめんね」


ふるふると首を振り
どこに座ったらいいのかわからないな
と思いながら立ち尽くす私に
想さんが柔らかい声で尋ねる…


「えっと…少し濡れたし、
優花ちゃん、シャワー浴びてくる?
それとも後がいい?」


「あ…後で…お願いします」


先に入るのはなんとなく恥ずかしい…
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