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嘘でもいいから
第7章 好きになってごめんね
バスルームに行く想さんを見送り
ドキドキしながら待っていると…

暫くして、濡れた髪のままの想さんが
備え付けのパジャマ姿で現れた。


いつもサラサラの髪はかき上げられ
想さんの顔立ちがはっきりとわかる。
そして薄手のパジャマの下には
男らしい胸板が…


想さんの中の〝男〟をいつもより感じて
さらに私の緊張は高まった。


「お先に…」


「あ、はい…」


こんなに緊張していて
みんなはどんな風にそういうことを
始めるんだろう…


私はバッグを持って
逃げるようにお風呂場へ向かった。
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