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嘘でもいいから
第9章 重大な間違い
「……駅前の
大きい方のカフェで話したら?
俺は会社に取りに行く物あるから…
30分後に迎えに行く」


想さんがそう言って
急に行ってしまい…

30分かよ…そう呟いている
隼人と一緒に私は歩き始めた。

二人が別れてから半年が経ち…
街にはクリスマスの飾りがチラホラと
見かけられる季節になっていた。


しばらく黙ったままだった隼人が
大きなカフェを見つけ、
指先で私に確認しながら話し出す。


「あいつ…随分余裕だな。
いくつなんだよ…付き合ってんのか?」


「27歳だよ…お付き合いしてる。
彼は独身だよ?」


「そっか…それにしてもお前ら…」


え…?
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