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約束~リラの花の咲く頃に~Ⅲ Love is forever
第2章 【邂逅~めぐり逢い~】
莉彩の眼から、とうとう堪え切れずに涙が零れた。一度溢れ出した涙は、なかなか止まらない。
莉彩は泣きながら、ここに来ることになった経緯(いきさつ)を話した。
二十一世紀の日本にいたときも、やはり、走ってくる車に轢かれそうになり、その寸前で時を飛んだこと。
「車が眼の前まで迫って、もう駄目だって思った時、誰かが私の腕を掴んで引っ張ってくれたの。私は、それが近くにいた私の友達だと思ったんだけど、本当はあなただったのね」
莉彩は泣きながら、ここに来ることになった経緯(いきさつ)を話した。
二十一世紀の日本にいたときも、やはり、走ってくる車に轢かれそうになり、その寸前で時を飛んだこと。
「車が眼の前まで迫って、もう駄目だって思った時、誰かが私の腕を掴んで引っ張ってくれたの。私は、それが近くにいた私の友達だと思ったんだけど、本当はあなただったのね」