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約束~リラの花の咲く頃に~Ⅲ Love is forever
第3章 【一人だけの結婚式】
突然、姿を消した自分が現代でどのように思われているのか―。両親は心配して食事も喉を通らない状態が続いているかもしれない。それを考えただけで、心配で叫び出しそうになったが、今ここで、それを考えていても仕方ない。
いずれ時が満ちれば、ひと月余り前に時空の扉が突如として開いたように、この時代とあちらの時代が重なり、再び現代に戻ることができるかもしれない。その一方で、このまま手をこまねいていても良いのかという想いはあった。
いずれ時が満ちれば、ひと月余り前に時空の扉が突如として開いたように、この時代とあちらの時代が重なり、再び現代に戻ることができるかもしれない。その一方で、このまま手をこまねいていても良いのかという想いはあった。