この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
約束~リラの花の咲く頃に~Ⅲ Love is forever
第5章 【約束】
風が吹いているのか、戸がカタカタと小さな音を立てて軋んでいる。布団を頭まで被ってみるけれど、やはり眠れない。
起き上がって、床に座る。明け方の冷気で身体中が冷える。何か羽織ろうと思い立ち上がるが、身体中の力が抜けてしまい、くずおれるようにそのまま褥の上に座り込む。
それでも、床から出て、部屋を横切った。
両開きの戸を開けて廊下を真っすぐに歩くと、直に抜き抜けの廊下に至る。女官たちはまだ深い眠りの底にいるらしく、どの部屋からも物音一つしない。
起き上がって、床に座る。明け方の冷気で身体中が冷える。何か羽織ろうと思い立ち上がるが、身体中の力が抜けてしまい、くずおれるようにそのまま褥の上に座り込む。
それでも、床から出て、部屋を横切った。
両開きの戸を開けて廊下を真っすぐに歩くと、直に抜き抜けの廊下に至る。女官たちはまだ深い眠りの底にいるらしく、どの部屋からも物音一つしない。