この作品は18歳未満閲覧禁止です
約束~リラの花の咲く頃に~Ⅲ Love is forever
第14章 ♦MooN Light ♦
「莉彩、どうしていた? 私はそなたに逢えぬこの四年間というもの、まるで生きながら死んでいるようなものであった。この前は奇蹟的に再会できたが、あのような幸運が二度と起こるとも思えず、毎日、悶々と過ごしておったのだぞ」
そこで初めて徳宗の視線が動き、布団で眠っている聖泰を捉えた。
「臨尚宮にそなたがここにおると聞いたときは、思わず我が耳を疑った。莉彩、その子どもは―」