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約束~リラの花の咲く頃に~Ⅲ Love is forever
第14章 ♦MooN Light ♦
莉彩はひたすらうつむいて、徳宗の言葉を聞いていた。自らを自嘲するかのような言葉は、穏やかで明るい彼には全くふさわしくなかった。しかし、たとえ耳を塞いでしまいたい言葉であったとしても、莉彩は聞かなければならない。
徳宗にそれだけの言葉を言わせ、追いつめたのは他ならぬ自分なのだ。たとえ、徳宗のために、我が子を守るためにやむなくついた嘘だとしても。
徳宗は憎悪と妬心に燃える烈しい瞳で莉彩を見つめていた。
徳宗にそれだけの言葉を言わせ、追いつめたのは他ならぬ自分なのだ。たとえ、徳宗のために、我が子を守るためにやむなくついた嘘だとしても。
徳宗は憎悪と妬心に燃える烈しい瞳で莉彩を見つめていた。