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隣の後家と親父の女
第2章 親父の女
1週間後、父親は、新たな作業現場へ出張して行った


春男さん、早く起きなさい


美和は、春男と歩美の為に朝食とお昼のお弁当まで準備してくれていた


おはよう、美和さん


春男さん早くしないと会社に遅刻しちゃうわよ


歩美さんなんて、夏休みなのにもう部活に行っちゃたのに


いゃあ、今まで朝ご飯なんて食べてなかったから、そのぶん早起きするのが辛いです


もう、ちゃんと朝食とらないとダメよ


はい


でも、この1週間でずいぶん生活変わったなぁ


朝食もそうだけど、お弁当まで作ってもらって、本当、美和さんには感謝してます


そんな、感謝なんて


わたしの事、お母さんだと思って、何でも甘えていいのよ


はい、ありがとうございます


美和さんって、何歳なんですか


えっ、38だけど、本当は女性に年齢とか聞いたらダメなのよ


あはは、ごめんなさい


隣の真子さんと同い年くらいかな


隣の、なんでもこの頃ご主人が亡くなったとか、歩美さんに聞いたけど


何度か、見かけたけど、綺麗な人ね


もしかして、春男さんのお気に入りかしら


いや、いや、そんな事ないです


隣に越して来て2年になるけど、ほとんど近所付き合いしてないんですよ


ふうん、そうなの


でも今は、1人で寂しくないのかしら


ほら、春男さんは、早く支度して会社に行きなさい










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