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◇なななの短編◇
第10章 レイは外!(この前、人を拾いました)
パラッなんてかわいい効果音なんかない。
ピュッとか、シュッとかいう豆が空気を切る音が鋭く響く。
「い゛だっ…あ゛だぁっ」
なにこれ……
超ストレス発散なんだけど…
あ〜〜でも、もう弾(たま)が…
じゃなかった、大豆切れだ…。
「あいちゃぁんっっ!!」
っ!!しまったっ!!
鬼にタックルされた私は鬼とともに豪快にソファーに雪崩れ込んだ。
「ゆいちゃん…」
レイの髪が私の頬をくすぐって、本名呼ばれてる訳じゃないのにドキッてしてる私はかなり重症な訳で───
キスされるっ…
そう思ったのに、レイはやっぱり何もしないでニコニコ笑ったままだった。
「福入れなくていいのか?」
「っ……」
まともに話さないでよ…
あ、いや、まともに話してほしいけど…
いつもまともじゃないのに、急にそんなんになったら…なんか寂しいじゃん…
「いっ、いいのっ!掃除めんどくさいし、変なとこに入っちゃうと年末の大掃除まで出てこなかったりするんだから!!」
………節分あるあるだ。
ピュッとか、シュッとかいう豆が空気を切る音が鋭く響く。
「い゛だっ…あ゛だぁっ」
なにこれ……
超ストレス発散なんだけど…
あ〜〜でも、もう弾(たま)が…
じゃなかった、大豆切れだ…。
「あいちゃぁんっっ!!」
っ!!しまったっ!!
鬼にタックルされた私は鬼とともに豪快にソファーに雪崩れ込んだ。
「ゆいちゃん…」
レイの髪が私の頬をくすぐって、本名呼ばれてる訳じゃないのにドキッてしてる私はかなり重症な訳で───
キスされるっ…
そう思ったのに、レイはやっぱり何もしないでニコニコ笑ったままだった。
「福入れなくていいのか?」
「っ……」
まともに話さないでよ…
あ、いや、まともに話してほしいけど…
いつもまともじゃないのに、急にそんなんになったら…なんか寂しいじゃん…
「いっ、いいのっ!掃除めんどくさいし、変なとこに入っちゃうと年末の大掃除まで出てこなかったりするんだから!!」
………節分あるあるだ。