この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
◇なななの短編◇
第14章 ホワイトデースペシャル(bloʇbnilᙠ)


タバコを咥えながら、ジッとスマホを見つめた。


花壇の前で、佇むこと30分。


あれこれ考えているうちに当日になってしまった。


やべぇ…そろそろ決めねぇと、仕込みの時間に食い込む。こういうの、苦手なんだよ。



チラとスマホの画面の日付を見て溜め息を吐く。


今日は3月14日。つまり所謂ホワイトデーってやつで、世の中の男たちは、バレンタインにもらったチョコレートのお返しをする日…だ。



ふと、バレンタインデーの時の桜からもらったチョコを思い出す。



閉店間際、真っ赤な顔して近付いてきたと思ったら投げるようにして渡された箱。



────────義理です!!


とか何とか言ってたけど。


まぁあれが桜のデレの最大限だったんだろう。


箱を開ければ、結構手間が掛かってそうなチョコのタルトが入っていて……



食べるまでめちゃくちゃ見てくるし、『上手い』って言ったら、素っ気なく『へぇ…』とか言ってまた顔真っ赤にさせてるし…。




「…………達也、灰、落ちるわよ」


「うっわぁ」




突然目の前に現れた幸に、情けない声が漏れた。





/242ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ