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◇なななの短編◇
第15章 いい加減彼氏にしてください
「先輩………もう、いいですか…」
「ダメ」
「でも、もうっ……染みが出来てますよ」
「ねぇ、読書の邪魔しないで……?」
学校の図書館。
真夏なのに、空調が壊れているここに、わざわざ来るような人はいない。
じっとりと汗が溢れて、セーラー服がピタッと肌につく。
机の下、私の足の間で、ずっと私の下着を見つめてる彼は、暑いのか興奮しているのか、とても息が荒い。
本を読みながら、私は挑発的に、片足を長椅子に立てた。
スカートがまくれて、下着がさらに露わになる。
目の前にいる彼は私のそこを見ながら、さらに息を荒くさせた。
「ほのか先輩……っ……」
「………なに…?」
私の名前を呼んだ彼…… 一個下の後輩の谷川(たにかわ)くんは、立膝をついたまま、私の太ももに触れた。
「……っ…ねぇ、触っていいなんて言ってないんだけど?」
「でも……もう我慢できないです」
そう言いながら、谷川くんは、私の太ももに舌を這わせながら、私の下着へと手を伸ばした。
「ねぇ、ダメでしょ?」
本を置いた私は彼の頭に手を置いて、その艶のある黒髪を撫でた。
嬉しそうな顔。
それに体がゾクゾクしてたまらない。
私にぞっこんな彼は、どんなことを言っても私のいうことを聞く。